琉球朝日放送の第288回番組審議会が5月21日火曜日午後3時30分より琉球朝日放送で開催された。会の冒頭、今回より委員となる比嘉葉子氏に委嘱状が交付された。
続いて番組審議に入り、課題番組『基地ありますけどなにか?(仮)』〈2024年3月31日(日)午前10時50分~午前11時50分放送〉について審議が行われた。その後、事務局報告では視聴率報告、視聴者応答(いずれも4月分)について報告があった。意見の概要は以下の通り。
MCのキャスティングは基地問題の複雑さを考える上で効果的であった。本番組は基地問題の長期的な経過をうまく集約し、学生にわかりやすい演出がなされた良質な番組である。
終盤で番組タイトルを変更する演出があったが、変更後のタイトルが何を伝えたいのか理解しづらかった。番組内容に対する時間配分が非常に良かった。
自由な高校生の意見を否定せず、包み込むような進行であった点が評価できる。番組後半から、知事を応援するような内容になっているのではないかと違和感を感じた。
コントは品がなく、間延びしていて残念であった。番組タイトルを終盤で変更する演出に感動した。
現在の基地を、戦時中にできたものと戦後にできたものと区別してみせていた点が評価できる。高校生からの質問に対する知事の回答が噛み合っておらず、残念であった。
米軍の施設についての説明が何を指しているのかわかりづらかったので、注釈などをつけてはどうか。ヘリ事故当時の米軍の対応などの映像にはインパクトがあった。
学生のアンケートの回答をもっと深掘りしてほしかった。番組タイトルを攻撃的だと受け取る人もいるのではないか。
出席委員 豊川明佳・伊佐香菜子・島袋昭彦・呉屋遥・仲村直将・西江昭吾・比嘉葉子