琉球朝日放送の第276回番組審議会が3月22日水曜日午後3時30分より琉球朝日放送で開催された。会の冒頭、本日より委員となる島袋昭彦氏に委嘱状が交付された。続いて番組審議に入り「#IMAGINEおきなわ」〈「CATCHY」(午後6時15分〜午後6時55分放送)第2部内、2023年1月5日(木)~2月16日(木)の5回分〉について審議が行われた。

事務局からは系列番組審議会代表者会議の日程とテーマ案の選定、プログレス賞選考スケジュールに関する報告が行われた。その後、視聴率と視聴者応答(いずれも2月分)について報告があった。意見の概要は以下の通り。

前企画「復帰50の物語」からの流れで未来志向に発展させた内容。取材を長期間続けていることを評価する1方で、説明不足な箇所も散見された。

暗い時勢でも活躍する人物や企業、女性の生理や障害者雇用などの今日的なテーマを取り上げて見応えがあった。スポーツとコーヒー栽培がどう結びつくのか分かりにくかった。

「沖縄の未来」がイメージできる良いタイトルだった。芝生職人の回では、良質なコンディションの芝を地域がどう利活用できるのか、さらなる深掘りがほしかった。

第1回は気鋭の経営者という正月らしい人選だが、沖縄の未来というテーマに比してミクロな話題にとどまっていた。「#IMAGINEおきなわ」のフレーズは発展性があるので、番組以外でもどんどん打ち出してほしい。

各テーマを自分自身に即して考えさせられた。生理については働く女性の未来という意味では意義があるが、「沖縄の未来を想像/創造する」企画で取り上げるには無理があった。

女性・若者・障害者雇用・多様性、SDGsを切り口とした気づきの多い番組。スタジオからの第1回放送は話がまとまっておらず、知りたいことが分からずじまいだった。

個々の内容はチャレンジングなテーマもあり、希望を感じさせるものもあり、悪くないが、それが全体の企画意図とマッチしているか疑問を感じた。

出席委員 横田哲・砂川久美子・渡名喜郁夫・吉田央・伊佐香菜子・豊川明佳・島袋昭彦