琉球朝日放送の第262回番組審議会が10月19日火曜日午後3時30分よりサンパレス球陽館2階パレスコートAで開催され、「お笑いバイアスロン2021」〈第1部 2021年8月28日(土)午前11時10分~午前11時45分放送、第2部 同日正午~午後2時30分放送〉について審議が行われた。

事務局報告では、放送種別ごとの放送時間(2021年4月~9月)、視聴率ならびに視聴者応答(いずれも9月分)について報告が行われた。番組審議の概要は以下の通り。

●日本を代表する放送作家らによるユーモアを交えた的確な審査が大会のクオリティー向上につながっていた。無名の芸人にチャンスを与えるなど意義の大きい番組。

●思わず笑いの出るネタが満載。東京の放送作家によるリモート審査ではあったが、沖縄方言によるコントは彼らが理解できたかは疑問。

●敗者復活から始まる構成は唐突で、初めて見る視聴者には理解しづらいだろう。ウェブ配信やツイッターの活用など、テレビとネットをうまく共存させた点を高く評価する。

●沖縄のお笑いのレベルが高いことに驚かされた。沖縄局初のコンテンツ同時配信とのことで若い番組スタッフも制作モチベーションは高かったのではないか。

●映像や構成、楽曲の使い方など全体的にクオリティーが高い。無観客の中でも勝負にいどむ芸人のプロ意識、一流作家による審査も見応えがあった。

●リモート審査やウェブ配信など、新しい技術を取り入れて質の高い番組を作っており、沖縄のテレビ番組の進化を感じた。CMを本編と連携させたところも面白い。

●芸人らが、無観客でも自らの芸を披露できる喜びを示し、自信をもって「やり尽くした」と言い切る姿に感激した。最終決戦ではテロップだけではなく点数のついた順位表を見せるなどの工夫が欲しかった。

出席委員 安里睦子・横田哲・長嶺亮子・波平恒男・ 砂川久美子・渡名喜郁夫
欠席委員 宮城栄作(レポート提出)