琉球朝日放送の第二五八回番組審議会が五月十八日火曜日午後三時三十分よりZOOMによるオンラインで開催され、「僕とこのコたちのミライの物語り」〈二〇二一年三月二十日(土)午後一時三十分~午後二時二十五分放送〉について審議が行われた。事務局報告では、視聴率報告(四月分)・視聴者応答(同)について報告が行われた。
番組審議の概要は以下の通り。
犬猫の殺処分にとどまらず、人間の暮らしと未来を考えるきっかけとなる啓発番組。複数の保護活動や団体を多角的に紹介しており、前向きな内容だったことを評価したい。
収益が減少することが分かっていても生体販売をやめたペットボックスの取り組みに感銘を受けた。トップインスタグラマー・Dさんの起用は情報発信の観点でも成功だった。
動物を飼っている人にとっては共感できる要素が満載で、重いテーマながら楽しく視聴することができた。カタカナ交じりのタイトルには違和感を覚えた。
殺処分に関するデータが冒頭で示されており理解を助けた。次回は、ペットを飼うことの責任を訴え、飼った動物を捨ててしまわないよう啓蒙する番組にも取り組んでほしい。
一企業の周年特番であるが宣伝にはおさまらず、殺処分ゼロへのさまざまな取り組みを描いており見応えがあった。Dさんの起用にどのような必然性があったのか、説明が必要だった。
弱い存在に加害してしまう時代、ペットという命を預かることの重みを考えさせられた。ほっこりとした番組ながら保護活動を続ける苦労が感じられて示唆に富んだ内容。
出席委員 安里睦子・与那原良彦・長嶺亮子・波平恒男・兼城賢雄・横田哲