琉球朝日放送の第二五七回番組審議会が四月二十日火曜日午後三時三十分よりZOOMによるオンラインで開催され、「QAB25周年 ニコッと笑おう! 生テレビ!」〈二〇二一年三月十三日(土)午後一時二十五分~午後三時五十五分放送について審議が行われた。事務局報告では、系列番審代表者会議テーマ案について、視聴率(三月分・二〇二〇年度・下期・一月クール)、視聴者応答(三月分)、放送番組の種別ごとの放送時間(二〇二〇年十月~二〇二一年三月)について報告が行われた。
番組審議の概要は以下の通り。
音声が重なって聞き取りづらい箇所が散見された。マラソンを「社運をかけた一世一代の大企画」と表現していたのは大げさ。「元高校球児に会いたい」のコーナーは見応えがあった。
地方局で二時間半の生放送は異例であろう。リモートを取り入れるなどコロナ禍の時代らしい内容が印象的だった。QABが二十五年間、何をどう報じてきたかを振り返る番組にも期待している。
盛りだくさんでにぎやかに楽しめたが、その反面、詰め込みすぎになってしまったことで、本来見せるべき要素がカットされたことが残念。
看板番組をつないでいく展開や、インターネットを積極的に利用したこと、お天気カメラによる中継は評価に値する。しかし、放送時間を鑑みると、視聴者層と内容がマッチしていないことが懸念された。
全体的にごちゃごちゃ感が強かった。募金の使い道については説明が必要。お笑い芸人のマスクは表情が見えづらいので、きちんと見えるような感染防止策にした方がよかった。
コロナの影響を受けたお笑い芸人らに活動機会を与えた点を評価したい。医療従事者へ弁当を贈るプロジェクトは、弁当の作り手にも感謝が伝わる良い企画だった。
沖縄でこれだけクオリティーの高い番組が作れることに驚かされた。コロナ禍で疲弊する県民に対し、「完璧でなくても前向きに歩いていこう」というメッセージが伝わってきた。
出席委員 安里睦子・与那原良彦・長嶺亮子・波平恒男・砂川久美子・兼城賢雄・横田哲