巨匠!木村大作監督へインタビュー!
『春を背負って』の木村大作監督へインタビューでした。
カメラマンとして『日本沈没』『鉄道員(ぽっぽや)』『北のカナリアたち』など日本を代表する映画を創ってきました。
とても気さくでブラックジョークを交えながらお話して下さる木村監督。
なぜ監督を始めたかという理由もユニークです。
過酷な雪山での撮影現場を引き受けてくれる監督はいないと思ったからだそう。
それなら自分でメガホンを取ろうと、2年前に『劒岳 点の記』で監督デビューをし今回は2作目の監督作品。
『一歩一歩。負けないように普通に歩けばいい。』
劇中に何度となく出てくるそのセリフに、山登りと重ね合わせて人生の歩み方を教えてもらった気がします。
無駄なものをそぎ落とし、日本の美しい情景をそのまま映し出した映像は、1シーン1シーンの熱量が凄く伝わってきました。
木村大作といえば雪!!
というぐらい豪雪の映像が多く『八甲田山』や『劒岳』では人型が見えないほどの吹雪の中で歩くシーンもありました。
今回も勿論、雪山での撮影で吹雪シーンもありますが、その中にも暖かさを感じました。
それは、人と人の繋がり、家族の風景がいつもそばにあるからです。
人は誰でもなにかを背負って生きている。
その重荷をおろす場所を探して歩いているんですね。
インタビューをする時に、その人の背景を調べたり創った映画を観るのですが、前に吉永小百合さんにインタビューした時と同じく、木村監督も作品数が多過ぎて全ては観切れませんでした…。
けど1本でも多く!!
今回は木村監督と所縁の深い黒澤明監督の作品も含めて19本かな。
質問の前に自分なりの感想と解釈を話すのですが、今日は木村監督から『君は良く映画を観て理解しているね』という嬉しいお言葉を頂きました。
思いがけず小津安二郎監督のお話も出来て、本当に貴重な時間を過ごさせて頂きました。
インタビューの模様は4月11日(金)深夜0時20分からの15分拡大版にてお届けします!
萌子