ハシゴ見映画
「春が二階から落ちてきた。」
昨日6月1日は、感謝デー。映画が1.000円で見れるお得な日ということで、前々から気になっている作品を、久々にハシゴ見するぞと、気合いを入れて劇場に走りました。
まず、一本目は「重力ピエロ」。伊坂幸太郎原作の映画化で、自分は伊坂さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」が結構好きな作品で、衝撃を受けたのを覚えています。
さて、今回は・・・? ズバリ。すっごい映画でした。本当に凄い。。。言葉と、それぞれのシーンが本当に美しく作られていて、思わず涙が。。。かなり評判が良かっただけはあります。納得でした。「重力」と「ピエロ」なんのつながりもないように思えるこの2つの言葉。その意味が理解できる瞬間、じわりとこみ上げてくる、不思議な感覚があります。まだ、ご覧になっていない方は、ぜひその意味を感じに劇場に足を運んで下さい。「最強の家族」「最強の愛」を感じてほしいです。
そして、もう一本は、紀里谷和明監督作品「Goemon」。
去る沖縄国際映画祭の時には監督と、大沢たかおさんが来沖して、チネパラでは単独インタビューとして紹介させて頂きました。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、かなりパワーのある熱いお二人でしたね。
映画は、冒頭から紀里谷監督の世界観が炸裂しています。独特な色使い、Cgの醍醐味、本当にエンタテインメント的な要素が、沢山詰まっています。時代劇だけど、時代劇じゃない。時代劇と聞いてパッと浮かぶのがちょんまげや、着物ですが、この映画にはまったく出てきません! 衣装は、まるで中世ヨーロッパを連想させる奇抜さ。でも、ぜんぜん違和感がないのがまた不思議。これが紀里谷監督ワールドなんでしょうね。
ストーリーも、とても分かりやすいので子供から大人まで楽しめると思いますよ。普通に学校などで習う時代背景を、完全に無視した大胆な展開にもビックリです。
まだ、上映間に合いますので、斬新な「Goemon・紀里谷ワールド」を味わいに行きましょう。
D 伊舍堂でした。