沖縄戦の体験を語れる人が少なくなっている昨今、若者が中心となって語り部の活動を受け継いでいこうと高校生たちが沖縄戦を伝えるワークショップを開きました。 沖縄尚学高校の地域研究部による「高校生と考える沖…
ノーベル文学賞を受賞した作家で、沖縄戦で日本軍が住民に集団自決を命じたと指摘した「沖縄ノート」の作者でも知られる大江健三郎さんが老衰のため3月3日、亡くなりました。88歳でした。 大江健三郎さんは19…
沖縄戦で旧日本海軍の司令部が置かれ、その後公園として整備された豊見城市の海軍壕公園。現場ではきのうから敷地内の未公開部分で大規模な遺骨収容活動が始まりました。 去年、行われた活動の際に見つかったある資…
沖縄戦の激戦地となった本島南部から、遺骨が混じる土砂が辺野古新基地の埋め立てに使われるかもしれないという問題。 この問題でまさに渦中の人物となっている、魂魄の塔近く熊野鉱山で開発を進める業者の代表を取…
沖縄戦で犠牲になった人の遺骨を集めるボランティアと市民団体が魂魄の塔の前で集会を行い、この場所から土砂を採掘することに反対の声をあげました。 ガマフヤーの具志堅隆松さんや市民団体のメンバーなどおよそ1…
修学旅行で来ている東京の小学生たちが、糸満市にある「ずいせんの塔」をまわるなど沖縄戦について理解を深めています。 東京都にある和光鶴川小学校では、25年前から毎年修学旅行で沖縄を訪れていて、語り部に話…
ひっそりとたたずむ小さな劇場が、反戦・平和への思いを次世代にどうつなげていくべきか、試行錯誤を続けています。けして簡単ではない課題に向き合い続けている「ひめゆりピースホール」。 劇場の名前に、なぜ「ひ…
沖縄戦に動員され若くして戦争の犠牲となった学徒らをまつる慰霊の塔も鎮魂の祈りに包まれました。 沖縄戦で看護要員として動員され、犠牲となった県立第二高等女学校の関係者などをまつっている「白梅之塔」。20…
きょうは平和を祈る慰霊の日でした。番組のエンディングでは、写真家の比嘉豊光さんが長年撮影してきた「しまくとぅばで語る戦世」の一部をご覧いただきます。 しまくとぅばに耳を傾け、沖縄戦を追体験します。きょ…
戦後75年が経ち、戦争体験者の言葉を直に聞くことが難しくなってきています。 戦争体験の風化と継承が社会的な問題となる中、悲惨な戦争の記憶を少しでも後世に残そうと、久米島町では初めて島の戦争をまとめ…
シリーズ「非戦の誓い」です。沖縄の歩みを記録し続けている写真家がいます。彼が沖縄をとり続ける覚悟とは。 先月、宜野湾市の佐喜真美術館で開かれた写真展、沖縄の縮図「伊江島の記録と記憶」。沖縄がアメリ…
戦後75年を迎えた今年。新型コロナの影響を受け、児童みんなで、語り部の話を聞くという従来の平和学習ができなくなった小学校がありました。それでも平和への思いを、次の世代へ伝えていくため、学校現場では…
シリーズ非戦の誓い。きょうは戦争の時代を生きた若者たちの言葉に耳を傾けます。わずか14歳から18歳で、鉄血勤王隊として戦場に駆り出された少年たちが遺書に綴った思いとは。 首里高校の前身、県立第一中…
キャスター:さて、こちら(タイムス6月21日付け1面)をご覧ください。「沖縄戦『伝わらず』6割」。戦後75年の「慰霊の日」を前に、沖縄タイムスと朝日新聞が沖縄戦体験者にアンケート調査を実施した結果…
県民の4人に1人が犠牲となった沖縄戦から75年の「慰霊の日」です。県内は朝から平和への深い祈りに包まれています。 戦後、野ざらしになっていた遺骨を集め、供養した糸満市の魂魄の塔には、早朝から遺族ら…