元毎日新聞記者で沖縄返還をめぐる日米の密約を暴いた西山太吉さんが、心不全のため亡くなりました。91歳でした。 西山さんは、毎日新聞政治部記者だった1972年、沖縄返還に向けた日米の密約に関する機密文書…
沖縄返還の際に日米が交わした密約文書を巡る情報公開訴訟の控訴審で、東京高裁は29日、文書の開示を国に命じた一審の判決を取り消し、原告の訴えを退ける逆転判決を言い渡しました。 この裁判は1972年の沖縄…
沖縄返還に伴う日米両政府の密約を認めた一審判決を不服として、国が控訴した密約文書開示請求訴訟の第1回口頭弁論が、26日、東京高裁で開かれ原告側は意見陳述で国の認識の甘さを批判しました。 この裁判は、沖…
沖縄返還の際の密約の存在が司法の場で初めて認定された沖縄返還密約訴訟。その判決の意義を検証しようというシンポジウムが17日に開かれました。 17日、那覇市で開かれたシンポジウムには琉球大学の我部政明教…
日米地位協定の前身の行政協定改定をめぐる日米交渉で、日本側が重要犯罪以外は第一次裁判権を放棄するという密約を交わしていたことを示す文書が見つかっていたことが分かりました。 文書は、1958年10月、当…
原告の全面勝訴。澤地久枝さんは「一点の曇りもないない判決」と評しました。 沖縄返還に関する日米の密約文書の開示を求める訴訟の判決が9日、東京地裁で開かれ、裁判所は密約の存在を認定した上で、開示を命じ国…
沖縄への核の再持ち込みなど、日米間の一連の密約問題に関する参考人質疑が19日、衆議院外務委員会で行われました。 委員会には、密約文書に関わった元外務省幹部や返還軍用地を更地に戻すための費用、いわゆる「…
沖縄返還の際の核兵器の再持ち込み密約問題で、外務省の元条約局長が、「佐藤総理とニクソン大統領との間の約束が国民に伏せられたのは密約である」と、初めて密約の存在を認めました。 参考人質疑の中で、緊急時の…
歴代の総理大臣が存在を否定していた核の持ち込みなどに関する密約。その密約について調査していた外務省の有識者委員会が9日、岡田外務大臣に報告書を提出しました。しかしその内容は、密約の存在を認めつつも、政…
沖縄返還の際、日米両政府が交わしたとされる密約文書の公開を求め、争われている沖縄返還密約開示請求訴訟が、16日、東京地裁で結審しました。 この裁判は、沖縄返還に際してアメリカ側の財政負担を日本政府が肩…
40年前、日本とアメリカが沖縄返還の交渉中に交わした沖縄への核の持ち込みに関する密約文書を、当時の佐藤栄作総理大臣の遺族が保管していたことが分かりました。 これは佐藤元総理の二男の佐藤信二・元運輸大臣…
沖縄返還の際に日米が交わした財政負担の情報開示をめぐる裁判です。外務省の元アメリカ局長の吉野文六さんが1日法廷に立ち、アメリカ側が負担するべき費用を日本側が肩代わりした密約を認める証言をしました。 こ…
岡田外務大臣は18日、来日しているアメリカのキャンベル国務次官補と会談し、核をめぐる日米間の密約の全容解明に向けて協力を求めました。 18日午前、キャンベル米国務次官補と会談した岡田外務大臣は、アメリ…
岡田外務大臣は17日、日本への核持ち込みや沖縄返還の際、日本がアメリカの費用を肩代わりすることなどを定めた日米両政府の密約について「早期に事実を解明する責任がある」と述べ、外務省に対して徹底調査を求め…
沖縄返還を巡り、日米間に密約があったかどうかが争われている裁判で東京地裁は元外務省・アメリカ局長に証人尋問を行う方針を明らかにしました。 この裁判は1972年の沖縄返還の際、「アメリカ軍施設の移転費用…