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本島にもミサイル部隊 中国けん制狙いか

政府が、地上から艦船を狙うミサイル「地対艦誘導弾」部隊の沖縄本島への配備を検討していることがわかりました。

本島への配備が検討されているのは、地上から艦船を狙うミサイルで、射程はおよそ百数十kmとされています。政府はミサイル部隊を宮古島に配備する計画も進めていますが、本島にも同じ役割の部隊を配備して、本島と宮古島の間の海域を航行する艦船へのけん制を強める狙いがあるものとみられます。

沖縄本島と宮古島の間では1月、中国海軍の潜水艦が海中に潜ったまま接続水域を航行するなど、中国の活動が続いています。

小野寺防衛大臣は、会見で「今後の防衛力の在り方について不断に様々な検討を行っていますが、報道にありました沖縄本島に地対艦ミサイルを配備するというような具体的な方向については何らまだ決まってはいません」と述べました。

小野寺防衛大臣は表向き計画を否定しましたが、政府関係者によりますと、配備の方針は年内に取りまとめる防衛計画の大綱に書き込むことが検討されているということです。