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「無知でした」少年たちは仏像に償いの気持ちを込めたということです。読谷村のチビチリガマを荒らしたとして保護観察処分を受けた少年4人が仏像を作りました。
沖縄戦当時83人もの住民が集団自決に追いやられた読谷村のチビチリガマ。
2017年9月16歳から19歳の少年4人が「きもだめし」として看板や千羽鶴、平和の像などを壊し逮捕、保護観察処分を受けていました。
今回、保護観察プログラムの一環としてチビチリガマの平和の像を制作した彫刻家の金城実さんからガマの凄惨な歴史を聞き、23日から3日間、仏像制作に励んだということです。
金城実さんは「黙々と仕事をしていました。無知でしたここだ何たるかも知らないのでふざけた遊び心でやってしまって大変申し訳なかったと」話していました。
仏像の土台は金城さんが制作、少年らは1体ずつ手を合わせる姿に整えていったといいます。
金城実さんは「まさにこの子どもたちが事件を起こして世代をつなぐ平和の像になっその役割をこの子どもたちがやると約束して解散しました。」と話しました。
完成した12体の仏像は、まるでチビチリガマを見守るかのように設置されました。