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辺野古の新基地建設で、14日、工事に使われる石材が初めて海上から搬入されましたが、この件について、翁長知事が、取材に応じました。国頭村の奥港を出港した運搬船は、14日、辺野古のK9護岸に接岸し、ダンプトラック50台分の石材が基地内に運び込まれました。
工事を加速させたい国側が県の行政指導を無視して搬入を強行した格好ですが、一方で、奥港の使用を許可した県の判断にも疑問の声が上がっています。
翁長知事は、記者団に対し、「県として不許可にできる余地がないか、許可・不許可の判断を保留することができるかについて弁護士に相談したところ、弁護士も不許可にするのは難しく、判断の保留も難しいとの助言があったことなどから許可せざるを得ないものと判断したものでございます」
「奥港からの石材の積み出し、およびK9護岸を使用した海上搬入のいずれも、環境保全図書等を変更して、環境保全措置を講じる必要があることから、県としては沖縄防衛局に対し、ただちに奥港を使用した海上搬入を停止して、留意事項に基づく変更承認の手続きを行うよう求める文章を本日付で発出したところであります」と述べました。