※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

夏の甲子園をめざして、今月20日に開幕する沖縄県大会を前に出場するチームを紹介する「めざせ甲子園!」

今年もこの夏の優勝争いに絡む注目校や話題校を15校ピックアップして、きょうから開幕直前の19日まで毎日紹介します。第1回のきょうは、去年の県代表・浦添商業です。

めざせ甲子園1 新チーム一丸〜浦添商業〜

練習中、誰よりも大きな声で皆をリードするのは浦添商業主将・串間優治くん。

串間優治主将「去年の先輩達に比べると、実力的なものでは多少差が出るんですが、その実力が足りない部分をみんなでチームワークや元気で補っていこうと毎日頑張っています」

去年夏の県代表・浦添商業。甲子園では旋風を巻き起こしベスト4の快挙を成し遂げました。自然、新チームにも県大会2連覇への周囲の期待が高まりましたが、チームは秋はベスト16だったものの春は悔しい2回戦負け。「夏の夢」が遠く感じた時もありました・・・。

そんな中、声を出して立ち上がったのが串間くんでした。

「元気出して行くぞ〜〜!お〜〜!」

串間くんのポジションはキャッチャーですが、レベルの高い浦添商業にあって、スタメンで出る機会ははめったにありません。それでも、決して声が小さくなることはありません。

めざせ甲子園1 新チーム一丸〜浦添商業〜

逆に誰よりも目立つようにと、去年の先輩からもらった紫の帽子をかぶり、チームを鼓舞する串間くんのその帽子にも決意が刻まれていました

串間優治主将「“元気・大声・盛り上げ”です」

ではここで、気になる浦添商業の戦力分析!

めざせ甲子園1 新チーム一丸〜浦添商業〜

まずは投手力。絶対的なエース不在として神谷監督の評価は「3点」と低めですが、エース・新垣大成投手は最速130キロながら、身長181センチの上背をいかしたカーブやスライダー、チェンジアップなど、制球力を武器に打たせてとるピッチャー。これに2年生でスリークォーターの比嘉嵐志投手が加わる。球速はエースと変わらないが、外角への球の出し入れが上手く、調子に乗ると簡単には打ち崩すことは出来ない。

続いて打撃力。出塁率の高い棚原伸一選手を春と変わらず1番において、クリーンナップ3番は去年の甲子園メンバー、センター・仲里朝樹選手。続く4番には、この夏、注目の1年生が登場!ファーストの玉城大夢選手は上背こそないが、持ち前のパワーとリストの強さは目を見張るものがあり、ここ1発に期待が出来るバッターだ。5番はカラム・アレキサンダー選手!大王の名を継いだ2年生は、春の大会では4番を打つなど、均整のとれた体格から振りぬく豪快なバッティングが持ち味だ。

この他、機動力は満点評価の「5」、守備力も「4」と自信を見せる。

串間主将「OK!いつもどおり元気出して楽しく盛り上げていきましょう!」

めざせ甲子園1 新チーム一丸〜浦添商業〜

浦商には串間主将とともに、もう一人縁の下でナインを支える3年生がいます。東京から野球をするために浦商にやってきた松尾守くん。ピッチャーの経験もある松尾くんですが、今、彼はキャッチャーミットを手に、主軸の投手陣の球を受けアドバイスを送っています。

新垣大成投手「皆のために頑張って皆のために動くし、とっても良い存在です」

比嘉嵐志投手「夏はやっぱり松尾先輩の分までも頑張って、恩返しのつもりで投げたいです」

めざせ甲子園1 新チーム一丸〜浦添商業〜

グランドのそば、神谷監督がナインに託す熱い言葉がありました。チームは「志」を持つ集団であれ!

大きな志、夢がチームになければ「勝利」は実現できない。力以上のものを出すためには、根底に志がなければならない。

松尾くん「自分達は同じ志を持って入学して来た者なので、もう一度何をしに浦添商業に来たのかということをこの夏の大会前に考えて、一生で一回の夏なので、仲間と最高の夏を送りたいと思います」

新田亮内野手「去年のチームとどうしても比べられてしまうんですけど、今年は自分達らしい野球をして、一戦一戦目の前の相手とがむしゃらに戦っていきたいです」

串間優治主将「自分達は持ち前のチームワークと元気で、この夏の大会を乗り切って、もう一度甲子園に出場して」

あの夏の甲子園へ!再び!浦商ナインの戦いが始まる!

「甲子園行くぞ〜!!」

めざせ甲子園1 新チーム一丸〜浦添商業〜

1年生から3年生までチーム一丸となってこの夏に挑む浦添商業。夏連覇へ向けた戦いに注目です。明日は本部高校、こちらも熱いキャプテンが登場します!