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許しがたい行為です。沖縄戦当時、住民らが避難し、集団自決に追いやられた読谷村のチビチリガマが何者かによって荒らされていたことがわかりました。
上間貴大記者「ガマの入り口に建てられていた看板がこのように投げ飛ばされていて、千羽鶴がバラバラに引きちぎられています」
遺族会によりますと、12日午前11時ごろ、ガマの案内をするために平和運動家の知花昌一さんがチビチリガマを訪れたところ、何者かによってガマが荒らされていたということです。また普段は立ち入り禁止となっているガマの内部も荒らされていて、遺骨とともに、戦争当時から残された瓶が割られているのも確認されました。
遺族会の與那覇徳雄会長は「この中にはまだ遺骨がいくつか残っている。その上を瓶でですね。人の残された骨に対して、侮辱ですね。その人がどんな心境でやったかわかりませんが、ここだけは許せない」と話しました。
遺族会によると、旧盆の今月5日までは荒らされた様子はなかったということです。チビチリガマでは4~5年前にも香炉が割られていたことがあるということで、遺族会では今後、被害届を出すか検討したいとしています。