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これまで生息が確認されていなかった粟国島でハブが見つかりました。県衛生薬務課によりますと9月2日午後2時ごろ、粟国村東にある産業廃棄物処理施設で作業をしていた男性が1匹のハブを見つけ重機のショベルで捕獲しました。

見つかったハブは全長およそ107センチのメスで大きさから2〜3歳と推定されるということです。ハブは役場で保管されていましたが4日の朝、死んでいるのが確認されました。これまでに被害の報告はないということです。

県では「他にもハブがいる可能性が否定できず、もし見つけたら近寄らず連絡をしてほしい」と呼びかけていて、今週中に粟国島でハブの生息調査を実施する予定です。県内では、4年前にも、生息していないとされる宮古島市でサキシマハブが発見された例があります。

一方、やんばる地域のマングースは、減少傾向にあることが分かりました。環境省などによりますと、2016年度、やんばる地域で捕獲されたマングースは78匹で、2015年度の125匹からおよそ4割減少したほか、調査開始後もっとも多かった2007年の619匹に比べて、およそ8分の1に減少しました。今後もやんばるの南側エリアを中心に捕獲を続けるということです。