北中城村の島袋小学校。今回密着する男の子、安座間大和くん。友達と、ある送迎バスに乗り込みます。彼が向かった先は…
そう!そろばん塾。あまり知られていませんが、実は沖縄県はそろばん王国。検定者数全国一位。暗算、珠算の合格者も全国一です。
こちらの珠光そろばん塾では、ここを含め4つの教室があり、総勢100人以上の生徒が在籍しています。
その中でも大和くんは、今年3月に当時幼稚園生にして、珠算準初段、暗算5段に合格!幼稚園生の合格は大和くんただ一人。
また、1年生になった7月に行われた全沖縄珠算選手権大会でフラッシュ暗算、読み上げ暗算競技の2年生以下の部で2種目を制覇しました。
友達「(大和くんのすごいところは?)速さ!追いつけない!」「(見ててどう思う?)なんだかとってもすごい!」大学生「小学1年生にしてそろばん初めたのも2〜3年ぐらいだと思うんですけど、1問1問に対する集中力は本当にスゴイ所がありますね」
珠光そろばん塾・喜納一樹さん「(この段位はすごいのか?)沖縄県でも1年に1人か2人出るか出ないかぐらいのレベルなので、未就学児の内で段位を合格することはなかなか難しいです。無邪気な方が強さになっていて、恐れずに行ける力がとてもすごい」
ところで、皆さんはそろばんの検定試験の内容を見たことありますか?こちらはお借りした模擬試験の問題。こんな問題を制限時間が早い物だと3分でやるんですよ。
実際に、スタッフが挑戦!ですが…
そんな大和くん。そろばんを始めたきっかけは?
大和くん「お姉ちゃんが…やってたから」
お母さん・安座間千秋さん「(やまぁ)は自然にお姉ちゃんがならっているという事で、自然にやった感じ」
きっかけは、お姉さん・心愛ちゃんがいたこと。4歳の頃にこちらの教室に入り、わずか3年で珠算5段、フラッシュ暗算8段。そして、当時、全国で最年少の7歳で最高段位の暗算10段に合格した、大和くんにとっては憧れの存在。でも…
大和くん「(お姉ちゃん優しい?)優しくない!」
弟にそんなこと思われても、やっぱりお姉ちゃん。ちゃんと弟の夏休みの宿題は見ています。そんな二人を見守ってきたお母さん。頑張っている二人を見るとこんな夢が…・
お母さん「本人たちにプレッシャー与えるのはいけないと思うんですけど、やっぱり、兄弟でそろばんで優勝するのは見てみたいなぁっていうのはホントはありますね…」
成長し続ける二人に期待せずにはいられません。実は、取材したこの日は段位試験前日。どうなったんでしょうか?
大会終了後…。今回は惜しくも段位は上がらず…。次回の段位試験に期待しましょう。
最後に大和くんの今後の目標を聞いてみました。
『そろばん十段!暗算十段!日本一!』
今後の活躍が楽しみです。