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きょう普天間基地の一部先行返還

普天間基地の東側。基地全体からすると0.8%にあたる、約4ヘクタールの土地が、7月31日返還されました。この土地は、SACO合意よりも前の27年前に日米で返還が合意されていた場所で、ようやく、返還です。

久田記者が現場で伝えました「今画面で見えているのは、普天間基地の滑走路の北東側です。きょう返還となったのは、基地の外周の南西側から北東へ向かっておよそ2キロにわたって続く細長い土地です。すでにフェンスは数mから十数m、基地側に下げられています。跡地には宜野湾市の市道が整備される予定です」

返還された土地では31日、関係者が古いフェンスを撤去したほか、普天間基地内では新たな外周道路の整備が進んでいる様子も確認されました。

この返還は、日米による、普天間基地全面返還の合意よりも前に、部分返還することで合意されていました。

普天間基地のわずか0.8%の土地の返還に27年もの歳月を費やした日米両政府ですが、8月1日、政府主催で開かれる返還式典では、この返還を基地負担軽減の実績として強調するものとみられます。