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『人間国宝』に組踊音楽太鼓の比嘉聰さん

国の文化審議会は7月21日、いわゆる人間国宝に県内から組踊の太鼓演奏者比嘉聰さんを認定するよう文部科学大臣に答申しました。

比嘉聰さんは、名護市旧久志村出身の65歳。

20歳から人間国宝島袋光史さんのもとで組踊音楽太鼓の修行を積み、現在は沖縄県立芸術大学教授として、後進の指導にあたっています。

比嘉聰さんは「もうただびっくりです。先輩方が先達の人たちがこれだけ残してきたものをね私たちが受け継いでいるんだという思いで私たちでもまだ打ったことのない組踊ありますから、まだ掘り起こしてない組踊もありますでしょ。そういうのも色々挑戦してみたいなとあります。奥は深いです」と話しました。

今回、重要無形文化財に指定された「組踊音楽太鼓」は2006年に島袋さんが亡くなってから、重要無形文化財の指定を解除されていましたが、今回、改めて指定されることになりました。

正式な認定は秋ごろになる見通しで、県内の人間国宝は9人目となります。