最近様々な場所で見かけるレインボーのマーク。どんな意味がご存じでしょうか?このステッカーは性の多様性を尊重しようというレインボーマークです。1年前の今日、7月11日に那覇市はパートナーシップ制度の受付を開始しました。1年が経っての成果と課題とは。
昨年7月、那覇市では同性同士のカップルを制度上結婚同等と認めるパートナーシップ制度が導入されました。申請日の初日には1組のカップルが書類を提出し、開催されたイベントでは第一号の証明書が手渡されました。
パートナーシップ制度とは、戸籍上同性であるカップルに対し制度上、結婚と同等と認めるというものです。
法的拘束力はありませんが、市営住宅の入居申し込みや医療機関での手続きの際に利用できるよう調整を進め、その後、民間企業に広げることを想定してスタートしたこの制度。1年が経ち少しずつですが進化が始まっています。
なは女性センター・宮城勝哉主査「私たちもここまで登録者が増えるのかというのはわからなかったんですけど、やってみてこんな風に17組も登録されてるということで、やってよかったなと実感しております」
制度受付から1年で17組のカップルが登録。暮らしやすさを目指す制度はどのように進んでいるのでしょうか
なは女性センター・宮城勝哉主査「今現在、市営住宅の入居の際に親族要件の取得として、パートナーシップ登録書を持っている方については親族要件として、今年の1月から市営住宅の申し込みの際については改正されております」
また民間企業も市と連携をとり、大きな動きをみせています。
ピンクドット大使・高倉直久さん「今年はブラッシュアップをした形で各企業の協賛企業スポンサー企業もたくさん増やして、よりLGBTの方が住みやすい社会づくりを目指していきたい」
那覇市で行われたピンクドット沖縄2017の会見では、県内の企業が集まり、だれもが住みやすい社会をめざすイベントの開催発表が行われました。
行政と企業が動き始めているパートナーシップ制度。どちらも声をそろえて課題、とあげているのはまだ社会に認知されていない、周知を徹底したいということですが、それ以外にも教育、福祉、障害を持つ方々への支援など課題は山積みです。
誰もが住みやすい社会をめざして取り組みは今日も続いています。