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今から30年前に宮古島市で発見されたネズミの骨の化石がこのたび新種のネズミのものであることが分かりました。

これは、県立博物館・美術館が発表したもので、新種はミヤコムカシネズミと命名されました。この化石は1980年に県教育委員会が宮古島で実施した発掘調査の際に発見されていて、大きな個体と推測され、当初はケナガネズミと見られていました。

しかし、およそ30年間に及ぶ研究の結果、クマネズミの仲間であることが分かり、このたび新種として発表されました。体長はおよそ60センチクマネズミとしては世界最大級で、およそ2万6000年前から2万8000年前に生息していたと考えられています。

北方系の特徴がみられることから、今後、琉球列島ができた過程の謎をとく手がかりとして期待されています。一般公開は26日からです。