沼尻「今、ご覧いただいているこちらの生き物金城さんこの生き物のこと知っていますか?」
金城「一見、トカゲの仲間かなという感じがしますが…」
沼尻「実は、この生き物は特定外来生物に指定されていて沖縄の在来種にも影響を与える恐れがあるというんです」
沖縄県環境科学センター北村誠さん「ここ今開いていますよねこれがヂュラップ(のど袋)でここを開いて威嚇しています(Q今威嚇しているのがグリーンアノール?)そうですね」
特定外来生物に指定されている「グリーンアノール」。体長は大きいものでも7.5センチ程度、眼の周りが青く、赤いのど袋を持っています。体の色は変化するといった特徴を持っています。
1980年代の終わりごろ、沖縄本島に持ち込まれたとされおととしには、座間味島での定着が確認されました。
八千代エンジニヤリング 渡邉環樹さん「グリーンアノールは基本的に、昆虫は様々な種類を食べてしまうことがわかっておりまして。例えばグリーンアノールがやんばる地域に侵入した場合はやんばるに生息にする希少種、昆虫類についても捕食されてしまうという可能性が考えられます」
小笠原諸島では1960年代に侵入しトンボやセミの固有者が絶滅の危機にさらされるほど生態系に影響を及ぼしています。グリーンアノールの沖縄本島全域への分布は見られていないものの今後、環境への適応進化による急速な拡大が懸念されています。
八千代エンジニヤリング 渡邉環樹さん「(見つけた場合)特定外来生物に指定されておりますので捕まえて飼ってはいけないことになっています。(見つけた場合)沖縄県環境部自然保護課にまず連絡をいただくことが非常に重要な情報になりますので、お願いしたいと思います」
県では、2016年度に密集地域の那覇市真嘉比で1969匹を捕獲するなどグリーンアノールへの効果的な対処法を模索しています。
金城「真嘉比で2000匹近く捕獲とは…思った以上に近くにいるんですね」
沼尻「沖縄には持ち込まれた外来種ってどれくらいいると思いますか?」
金城「想像がつきませんが…100種ぐらいかな?」
沼尻「なんと、1430種もいるということなんです。県ではこのようにチラシを配って情報提供を呼び掛けていまして見かけた日時、場所、環境と、できれば写真なども送ってもらいたいということです。」