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お年寄りから中学生へ 合格祈願のお守り贈る

3月、高校受験を控える中学生に温かい贈り物です。地域のデイサービスに通うお年寄りたちが交流を深めていた中学校の高校受験を控えた生徒たちに2月22日、手作りのお守りが贈られました。

合格お守りを作ったのはデイサービスに通うお年寄りたち。普段交流をしている寄宮中学校の受験生たちを応援したいと1か月半かけて212個のお守りを作り上げました。

寄宮中学校の仲盛康治校長は「デイサービスに出向いて、民謡のミニライブをしたのがきっかけです。贈りたいっていうおじいちゃんおばあちゃんたちの気持ちが嬉しくて。作るまでの間に沢山の時間がかかるだろうなと」と話しました。

お守りの中に入っているのは志望校に合格できるよう願いを込め床などに貼って使う「滑り止め」です。思いを込めて糸を通しました。お守りを贈ったデイサービスのお年寄りは「今回、みなさん3年生が受験生ということでお守りをつくってきました」と話し、「頑張ってください。応援します」とエールを送りました。

また、別のお年寄りは「みんな受験頑張って。合格するように。」と話しました。また、もう一人のお年寄りは「初めてだったんだけど気持ちを込めて作らせて頂きました。嬉しいよね。やっぱりね。何年か前、こういうことが僕なんかにもあったんだからね。」と話しました。

一方、お守りを贈られた生徒は「自分たちもお世話になっているのでお守りもらってとっても嬉しいです」「老人ホームに全員合格したって報告できるようにしたいです」「貰ったからには合格しなきゃ駄目だなって思いました」とそれぞれ感謝を述べていました。

お年寄りたちからのサプライズプレゼントは大成功。受験生たちの春は、もうすぐやってきます。