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米軍車両の暴走に沖縄市が抗議

母親からの訴えで行政が動きました。沖縄市内の道路でアメリカ軍関係者の車が度々暴走しているとして、市は21日、沖縄防衛局に対し、抗議と要請を行いました。

市によりますと、2月16日の朝、沖縄市上地の市道で、横断歩道を渡ろうとした小学6年の児童のすぐ横を、暴走するアメリカ軍関係者の車が通過したと、母親が連絡してきたということです。児童にけがはありませんでしたが、市内ではこれまでにも暴走するアメリカ軍関係者の車が、頻繁に目撃されているということです。

近くに住む人は「大人でも危険と思って小走りで渡るような感じです」「万が一園児の送迎の時に突っ込んで来られると危ない」などと話していました。

沖縄防衛局を訪れた沖縄市の仲本兼明副市長は、暴走行為をやめるようアメリカ軍に周知することや、適切な対応策を求める文書を手渡しました。

抗議の後、仲本兼明副市長は「今後アメリカ軍全体の教育指導を徹底してもらって(事故を)未然に防止するために対策を講じてもらいたい」と話しました。

沖縄市では警察と連携してパトロールを行うなど、関係機関と共に事故防止に努めたいとしています。