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政府は6日、名護市辺野古の新基地建設に向けた本体工事に着手しました。県内では反発の声強まっています。
辺野古の海には、大型のボーリング調査船やコンクリートブロックを積んだ台船2隻など5隻の船が姿を現し、朝早くから動き始めました。
今回の作業は、埋め立てに向けた護岸工事の準備にあたるもので、これに際して政府は海に228個ものコンクリートブロックを投入すると発表しています。このブロックは工事による汚れが広がるのを防ぐために設置される汚濁防止膜の重りとされていて1個あたり、11トンから14トンということです。
これまでよりも工事が一歩進んだ形になることからキャンプシュワブのゲート前にも朝から基地建設に反対する人たちが集まり猛反発していました。
抗議行動に参加した人は「500人も、300人も集めてやらない限りは、作業員を入れたらおしまいだなと思って、それで来たんですよ」「次の世代に基地は渡したくないんですよ、ただそれだけです」と話していました。
翁長知事と共に訪米し、帰国したばかりの稲嶺名護市長も現場に駆け付け、怒りの声を上げました。稲嶺市長は「この状態っていうのは、普通じゃない。以上状態というしかないです。日本政府は沖縄県民を日本国民として見ているのかと強い怒りを覚えます」と話していました。
コンクリートブロックは7日も海に投入される見通しですが、2年前にはこのブロックが貴重なサンゴを破壊したことも確認されていて、県民からは批判の声が上がっています。