こんばんは、スポーツです。まずは昨日浦添市で行われた陸上教室の話題から。講師をつとめたのは、リオオリンピック銀メダリスト桐生祥秀(よしひで)選手。大人から子どもまで、目を輝かせながらの陸上教室となりました。
汗ばむくらいに暑い中で行われた、きのうの陸上教室。
入念にアップをした子ども達が、首を長くして待ち侘びていた、この日の講師が!
リオオリンピック400mリレー・銀メダリスト桐生祥秀選手。
桐生祥秀選手「きょうはどっちかというと陸上の楽しさを知ってもらえればいいかなと思って、楽しんでいきましょう、きょうは宜しくお願い致します」
この陸上教室は、世界マスターズ400mリレー金メダリスト譜久里武さんが代表を務めるアスリート工房が主催。講師には桐生選手と同じ東洋大学陸上部でキャプテンをつとめる浦添市出身の与那原良貴選手も招いて行われました。
練習メニューは、桐生選手が考案。およそ100人が参加した小学生の部では講師の2人も交じって鬼ごっこから開始。その後も、単に走る練習ではなく遊びの要素を加えたダッシュなどを中心に一緒に汗を流します。
一方、中学生からマスターズの部ではもう少し踏み込んだ技術的な練習メニューを中心に。
この部の最高齢は75歳の砂辺さん。21歳の先生のもとで、54歳年上の生徒が練習。
質疑応答の時間では、その砂辺さんから桐生選手に質問が。
砂辺松隆さん「私がお聞きしたいのは長持ちするトレーニングの方法がありましたらあと14年間で私90歳になりますので、桐生選手とは55歳くらいの違いがありますけど」
桐生選手「90歳…どうなってんのかな…、わっかんねぇな笑」
さすがの桐生選手もこの質問にはお手上げの様子でした。2つの部でおよそ2時間指導した桐生選手。一貫して口にしてたのは陸上を「楽しむ」ことでした
桐生祥秀選手「何より今陸上を俺も走っていて楽しいんですよ。負けた時も悔しいんですけど走るのが楽しいから今やっているわけで。結局陸上を楽しいと思う者が強くなっていくと思うので。ここから諦めない心を持ちながら陸上を楽しんでいってもらえればと思います、きょうはありがとうございました」
その思いは生徒たちにしっかりと伝わっていたようです
参加者「(Qきょうはどうでしたか?)楽しかったです。(Q陸上がもっと好きになりそう?)好きになりそうです好きに、なり、そう、です!」
参加者「もっと真面目にやってもっと速くなれるように頑張りたいです。(夢は)オリンピックに出て金メダルを獲ることです」
桐生祥秀選手「楽しかった陸上生活というのは思い出になると思うのでしっかり今を大切にしていって目標を持ってしっかり頑張ってほしいなと思います」