※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
名護市辺野古の新基地を巡る裁判で県側が敗訴したことを受け、政府は午後から約10カ月ぶりに辺野古の埋め立て工事を再開しました。
新田記者は「辺野古の埋め立て工事が再開しました。陸上部分ではクレーンがブルーシートに包まれた何かを運び出す様子が確認できます」と話しました。
27日は海上作業の拠点になる浮桟橋やオイルフェンスとみられる資材が海岸に運び出されました。また海には夜明けから、海上保安庁や沖縄防衛局などの船が20隻以上出ていて、物々しい雰囲気になっていました。
金城美優記者は「午後2時の工事再開の知らせを受け、辺野古ゲート前では、市民が反対の声をあげています」と報告。抗議する女性は「再開されても、私たちも私たちなりの抗議の仕方をしていくしかないと思っています」と話し、抗議する男性は「うちなーんちゅはね、こんなことで絶対に屈しない。辺野古の基地を絶対造らせない」と話していました。
政府は年明けにも海上での本格工事に着手する見通しで、来年も沖縄と政府のにらみ合いは続きます。