※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
2016年1月嘉手納基地周辺で検出された有害物質が普天間基地周辺でも高濃度で検出されたことがわかりました。
県では、2016年1月に嘉手納基地周辺の河川から有害な有機フッ素化合物PFOSが高濃度で検出されたことを受け、2016年の8月と9月に全県的な調査に乗り出していました。
その結果、那覇空港周辺や県内の河川などでは超えなかったものの、普天間基地周辺の3カ所の地下水で、最大で1300ナノグラムパーリッターと、アメリカでの飲料水の生涯の勧告値である70ナノグラムパーリッターを大幅に超えていたことがわかりました。
一方、県が、周辺の農作物について追加で検査したところ、PFOSは検出されなかったということです。
環境を専門とする京都大学医学部小泉昭夫教授は「飲料水に適していないということが言えると思う。農作物に対しては、あまり心配ないと思う」と話しました。
県では、これらの地下水を飲まないよう呼びかけているほか、近く結果を公表しアメリカ軍に対して使用実態などを問い合わせる方針です。