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キャンプシュワブ 陸上工事再開

オスプレイの事故を受け、不安が広がる中、辺野古で中断されていたキャンプシュワブの陸上部分の工事が15日に再開されました。

午後2時10分過ぎ、大勢の機動隊がゲート周辺を取り囲む中、砂利などを積んだトラック7台が名護市辺野古のキャンプシュワブ内にに入りました。工事は陸上部分の老朽化した隊舎2棟の移転工事で、県は11月に開かれた代執行訴訟の和解を巡る作業部会の際に「埋め立て工事とは直接関係がない」として隊舎2棟の工事を認めていました。

しかし、大浦湾を挟んだ対岸でオスプレイの事故が起きた直後の工事再開に、ゲート前で工事に反対する人からは、政府に対する抗議の声が聞かれました。

抗議する人は「陸上だけやると言うが、今からの海上埋立ての準備なんですよ」と話し、また別の人は「腹が立ちます。こんな事故が起こって、米軍に感謝しろって言われて」と話していました。

沖縄防衛局によりますと、隊舎2棟の建設は2018年3月の完成を目指しているということで、座り込みを続ける人々は、埋め立てに繋がる作業がないか、監視を続けたいとしています。