レスリングでオリンピック出場を目指す浦添工業出身の屋比久翔平選手の話題です。その胸のうちにはリオに出場できなかった悔しさそして東京への強い思いがあります。
2012年、全国選抜県勢初の団体優勝など輝かしい成績を残した浦添工業レスリング部。快進撃を成し遂げたメンバーの1人で、個人戦でも数々の大会で優勝を果たした屋比久翔平。
あれから4年、その姿は母校にありました。
屋比久翔平選手「これから授業始めます、礼。はいじゃあ座って(失礼しま〜す)」
日本体育大学の4年生となった屋比久は、今月25日まで教育実習生として母校に戻ってきています果たして、「屋比久先生」としての手腕は…?
屋比久翔平選手「やべ、ちょっと走らせすぎた…時間がない。時間ねぇ…」
屋比久翔平選手「時間をオーバーしてしまいましたね、50点くらいですかね。」
まだまだ教育実習はこれからといった様子。それでも、専門のレスリングとなれば、指導にも自信が。
後輩たちも熱心に聞き入ります。その姿に、屋比久も自身の高校時代を思い出していました
屋比久翔平選手「自分たちが高校生の時と同じように、強くなりたいと思って毎朝来ているし。そういう姿勢・気持ちというのは全然変わらなくてすごい嬉しかったし、懐かしかった」
高校時代、屋比久も監督であり父である保さんとともにこの場所で必死に練習してきました。そして大きな夢を持って、卒業。
屋比久翔平選手(高校卒業時)「次のリオオリンピックはあるので、それに向けて全力で頑張っていこうと思います。」
その言葉通り屋比久は、大学でも結果を残します去年12月、初めて日本選手権を制し、リオオリンピック出場まで、あと一歩のところまで迫りました。しかし、続くアジア予選、世界最終予選。ともに結果を残せず、出場を逃しました。
屋比久翔平選手「やっと得た本当の日本代表のチャンスで、本当に悔しい…ということだけですね」
あまりの悔しさに、リオオリンピックはほとんど観なかったと話す屋比久。既にその視線の先にあるのは夢を叶える次の舞台「東京」です。
屋比久翔平選手「小中高とずっと変わらず今も「オリンピックで金メダル」というのは持ち続けている。本当に小さい頃からの目標ですし、東京開催というのでまたすごい勝ちがありますしそういうのも含めて、周りの期待も感じますし本当に絶対に金メダルを獲るっていうそういう気持ちですね」
高校での日々を思い出しながら、屋比久は夢を掴むその日まで、汗を流し続けます。屋比久選手は世界で勝つ為にまずは12月の全日本選手権で圧倒的勝利を目指すということです。
以上スポーツ部でした。