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16-11-04-04

辺野古の新基地建設に反対する象徴的な存在でした。「嘉陽のおじい」として知られる嘉陽宗義さんが3日亡くなりました。94歳でした。

嘉陽さんは3日午前8時日45分、肺炎のため宜野座村の病院で亡くなりました。約20年に渡って、辺野古の新基地建設反対運動に参加。「嘉陽のおじい」と呼ばれ、座り込む市民らの象徴的な存在でした。

安次富浩共同代表は「カヌーを進める時に行ってらっしゃーいって大きな声で激励したことを今でも頭の中に残ってますね。天国で平穏な生活を過ごしてほしいということで、明日の出棺には行ってらっしゃいという言葉を今度は私たちがかけたいなとそういう思いでいます」

嘉陽さんは20歳で海軍に入隊し、凄惨な戦争を体験しました。インタビューでは「若者たちを戦争には行かせない」と反戦を訴え続けました。

稲嶺進名護市長は「存在感が非常に大きい人だったと思ってます。本当に長い間ご苦労様でした。これからまた我々はおじいの遺志を継いでしっかり頑張っていきますから、安心してお休みください」と話していました。