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「世界のウチナーンチュ大会」の開催を目前にひかえ、24日、沖縄にルーツを持つ各国の若い人たちに沖縄の「今」を知ってもらおうというツアーが行われました。
このツアーは、大会を機会に沖縄を訪れている世界の若者達と共に辺野古や高江をたずね基地問題や沖縄の置かれている現状について考えようと県内在住の若者らが企画したものです。
実行委員のひとり徳森りまさんは「辺野古と高江の状況について関心を持っている海外のウチナーンチュの方もいるかと思って、まずは現場に行って、現場の方の話を聞いてみる、そして自分達で話し合って考えるという企画を作りたいと思ってやってみました。」と企画の意図を語りました。
24日のツアーには、ブラジルやペルーなど世界7か国から15人が参加。名護市辺野古では基地建設に反対する市民から現状説明を受けました。そして、ボートから名護市の大浦湾を眺め、沖縄の自然を体感するとともに基地建設の現状を確認しました。
ブラジルから来た金城ヴィトルさんは「ブラジルに沖縄コミュニティは多いけど、軍事基地の問題について何も分からない人が多い。ですから今日は大切(な時間)でした」と話していました。
また松本さとみさんも「初めて辺野古のサンゴを近くから見て、ああ、やっぱり建設してはダメだと思った。沖縄に基地が集中していることは、ウチナーンチュとして知るべきだと思います」と話しました。
各国の若者達は辺野古に続き高江も視察。24日夜は参加者全員で「沖縄の未来」についてディスカッションも行うということです。