高校野球秋季県大会、美来工科か、興南か、秋の頂点をかけた決勝戦。初優勝をめざす美来工科の応援スタンドは一際、熱気を帯びていました!
美来工科応援団長・源古竜太郎君「ここまできたので、てっぺんとりたいです。絶対勝って、1位で九州いきたいです。」
対する興南の応援スタンドには、引退した3年生の姿が。
興南前エース・比屋根雅也さん「自分たちが去年秋、準優勝という結果に終わってしまったので、今年こそ後輩たちに勝って、優勝して1位通過で九州大会行ってほしいです。」
互いに譲れない思いがぶつかった決勝戦。美来工科の先発は、エースの山内慧。
4回ウラ、ヒットで許したランナーを3塁まで進められると打席に興南6番・嘉数尊(ミコト)
実況「三遊間抜けていく、決勝戦、先制は興南高校」
先制点を興南に奪われます。
反撃したい美来工科、その前に立ちはだかったのが興南のエース・上原麗男でした上原の前に、自慢の美来工科打線も沈黙6回2アウトまでヒットはわずか1本。
ところが、ここから試合が動きます。フォアボールでランナーを出すと続く2番・神山諒介の初球でエンドランに成功。その後満塁とチャンスを広げ、打席には4番・エースの山内。
実況「美来工科逆転、初優勝に一歩近づきました」
エースの一振りで眠っていた打線が目を覚ました美来工科この回、4点を奪います。
このあと、美来工科はセカンド・古謝僚人の再三にわたる好プレーなどで掴んだ試合の流れを興南に渡しません。
エースの投打にわたる活躍もあり、美来工科が初優勝。興南とともに2校は、来年春のセンバツを目指し九州大会に出場します。
両校は22日から大分県で開幕する九州大会に出場しますが美来工科の真玉橋監督は2009年の秋にも、嘉手納高校を率いて興南の我喜屋監督とともに九州大会に出場しています。その時、沖縄初の2校同時センバツ出場を果たしています。縁起の良い組合せということで、期待が高まりますね。
以上スポーツ部でした