※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
菅官房長官 自民県連、保守系市長村長と会談

8日から沖縄を訪れている菅官房長官は9日、自民党県連や県内の市町村長らと相次いで会談し、基地負担の軽減について意見を交わしました。

菅官房長官は宜野湾市内のホテルで自民党沖縄県連の役員6人と会談し、アメリカ軍の北部訓練場のおよそ半分を年内に返還できるよう、アメリカ側と交渉を進めることなどについて説明。県連側は他の基地についても早期の整理縮小を求めました。

この後菅官房長官は、那覇市と名護市を除く保守系の市町村長らと会談しました。会談後、宮古島市の下地市長は記者団の質問に、「(菅官房長官の話は)北部の訓練場を返すことによって沖縄県全体の2割の返還になるということで、政府としてもこれからもしっかりと整理縮小はやってまいりたいと、そういうお話でした」と答えました。

2日間にわたって北部訓練場のおよそ半分の年内返還を強調して回った菅官房長官。しかし現地では依然、強い抗議行動が続き、市民らにけが人が出る事態となっています。今後さらに混乱が激しくなる恐れもあり、現地での状況が心配されます。