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石垣島近くにある国内最大のサンゴ礁で、およそ9割のサンゴで白化が進んでいることが環境省の調査でわかりました。サンゴの白化が確認されたのは、石垣島と西表島の間にある国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」です。
サンゴの白化は、サンゴに共生する茶褐色の「褐虫藻」が海水温の高い状態が続くことなどで失われ、サンゴの骨格が透けて白く見える現象です。この状態が、数週間から1カ月ほど続くとサンゴは死滅すると言われています。
環境省が7月下旬から8月中旬にかけて35の地点で調査したところ、平均で89.6%のサンゴで白化が進んでいました。このうち、完全に白化していたのは24.2%で、すでに死亡したものも5.4%に上りました。
環境省では海水温が30度以上と高い状態がおよそ2カ月も続いていることから、被害の拡大を懸念しています。