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疎開する児童らの命が無残に奪われてから8月22日で72年。慰霊祭が行われました。対馬丸は、沖縄戦の始まる前の年、疎開のため多くの児童を乗せた学童疎開船でしたが、疎開の途中、アメリカ軍の攻撃で撃沈され児童やおよそ1500人が犠牲になりました。
慰霊祭では、この世とあの世を結ぶと言い伝えられる蝶を大空に放ち、犠牲者の冥福を祈りました。家族4人を亡くした遺族は「蝶々が飛んできてあら蝶々だと思ってこうしたらね手にとまったの蝶々が。だからやっぱり(家族が)私が来るの見ていたんだなと思って。来て良かったと思って」と話しました。
また別の遺族は「幸せな子どもたちに不幸を与えたんですから、こんな野蛮な話はないですよ」「戦争だけはもう絶対しないでくれと。お互いが悲しむだけですから。」と話していました。対馬丸記念館では、2016年、新たに19人の遺影が追加されています。