※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
宜野湾市にアメリカ軍のヘリが墜落した事故から13日で12年となります。現場となった沖縄国際大学では、平和の尊さを語り継ぐ、集会が開かれました。
2004年の8月13日、アメリカ軍の大型ヘリが沖縄国際大学に墜落し炎上。現場は日米地位協定によって、日本の警察や行政も排除されるという異常事態となりました。
13日の集会では、前津榮健学長が「事件の憤りの記憶を受け継ぎ、普天間基地の即時閉鎖・撤去を求める」と声明を発表。学生を代表し挨拶した沖国大3年の名嘉一心さんは「当時8歳だった私は、テレビで報道されるこの事件を目にした時、すぐそこにあるやもしれない恐怖に身を震わせたことを覚えています。12年経った今はどうでしょうか。あの時とは何一つ、状況は変わっていません」と今も変わらぬ基地の現状を訴えました。
この後、学生による沖縄戦や宮森小ジェット機墜落事故の証言朗読会も開かれ、訪れた人々は変わらぬ沖縄の現状を目の当たりにするとともに、平和への想いを新たにしていました。