中川「楽園の海案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。よろしくお願いします。きょうは「篠宮龍三の海中散歩」です」
長田「今回は、素潜りアジアチャンピオンの篠宮龍三さんが、与那国島の海底遺跡を潜る様子をご覧頂きたいと思います。」
中川「素潜りで海底遺跡に行ったんですか?」
長田「そうなんですよ。」
中川「気になりますね。早速見ていきましょう。」
長田「篠宮龍三さんは、素潜りで115mという、とてつもない記録を持っている方なんです。息ごらえの記録は…実に7分25秒」
中川「長いですね!まるでお魚みたいです。」
長田「そうなんですよ。もちろん海底遺跡に潜るのに、彼にタンクは要りません。まずは素潜りパフォーマンス。」
中川「まるでイルカのようでキレイですね。」
長田「はい、これだけキレイな泳ぎだと、イルカと同じような癒しを感じます。」
中川「いよいよ海底遺跡へです。変わった形の岩が見えてきましたね。」
長田「はい、二枚岩と呼ばれる、高さ5mほどの大きな岩です。確認しながら水面に浮上しますが…」
中川「ウネリがすごいですね。」
長田「ウネリで水面はまるで洗濯機のよう。その凄いウネリの中に篠宮さんは吸い込まれていってしまいました。」
中川「篠宮さん大丈夫なんですか?」
長田「流石の篠宮さんもびびったっと仰っていました。次に流れの速いメインテラスと呼ばれている場所へ。人工的な雰囲気の中を華麗に泳いでいきます。」
中川「息が長いからタンクを背負って泳いでいるのかなって思っちゃいますね。」
長田「はい。平均水深10mほどですから、素潜りが上手な方なら見にいけますが、ゆっくり鑑賞するなら、やはりタンクは欲しいですよね。でも、篠宮さんには無用のようです。」
中川「篠宮さん、首に何かつけていらっしゃいますね。」
長田「はい、首におもりをまいてるんです。どこにも売ってないので、ご自分で作っているそうですよ。」
中川「続いてやって来た場所は、なんだか狭いですね。大きなフィンがぶつかってしまいそう。」
長田「いえいえ、そんなことないんですよ。まるで篠宮さんの体の一部になっているようで、まったく岩にあたりません。大きな岩の間を抜けて見えてきたのは…」
中川「面白い形してますね?なんだかカメっぽい。」
長田「はい、カメの形をしたモニュメントへ到達しました。その後、なんと本物のカメと遭遇しました。」
中川「うわー!間近でカメが見れるなんて。」
長田「もってる男は違いますね〜。神がかっています。」
中川「さて、別のポイントに移動してきました。」
長田「ここは石舞台と呼ばれているポイントです。こちらは、人面岩、目と口が掘られているように見えます。」
中川「本当だ!よく見ると顔のように見えますね。」
長田「そうなんですよね。ビルとビルの間のような空間。最後は、フィンを脱いでお散歩していただきました。」
中川「いや〜、神秘的な光景でした。」
長田「そうでしょ?篠宮龍三さんの海中散歩は是非シリーズ化したいと思います。」
中川「次回も楽しみにしています。以上楽園の海でした。」