多様な性のあり方を認めようという動きは全国に広がっていますが那覇市はきょう、会見を開き同性同士のカップルの結婚を制度上、結婚と同等と認める「パートナーシップ制度」を今月8日に施行することを発表しました
城間那覇市長「本市では、申請に基づき戸籍上の性別が同じである2人が互いを人生のパートナーとするパートナーシップ登録を行い、証明書を交付する取り組みを今月から開始いたします。」
パートナーシップ制度とは、戸籍上同性であるカップルに対し制度上、結婚と同等と認めるというもの。同性同士のカップルをはじめ、性同一性障害で、自分の性に違和感を持つ人などが対象となり、通称名での申請も可能です。
法的拘束力はありませんが、市営住宅の入居申し込みや、医療機関での手続きの際に利用できるよう調整を進め、その後民間企業に広げることを想定しています。
市から証明書が発行されれば、航空会社の家族マイル登録や、携帯の家族割、生命保険会社などのサービスを受けることも可能になります。
去年7月、那覇市長レインボー那覇宣言「性に関するあらゆる差別や偏見をなくし、誰もが安心して暮らせる都市を目指して、ここに『性の多様性を宣言する都市・なは』を宣言します」
那覇市では2013年から性的少数者が社会的権利を訴えるイベントを共催し、去年7月には、性の多様性を尊重することを宣言しました。5年半の交際を経て、今月結婚式をあげる沖縄出身のカップル。パートナーシップ制度の導入を歓迎しています。
入眞地順治さん、安座間尚彦さんカップル「(Q.制度導入について)生きやすくなってきたのではないか同性愛者も。性同一性障害の人もパートナーシップなったからどこまで受け入れてくれるのかわからないけど(同性婚に向けた)第一歩になるのではないか。」
入眞地順治さん、安座間尚彦さんカップル「(Q今後の夢は)(病気の姉に変わり)お姉ちゃんの子供をひきとって育てたい。それが夢かな家族になれると思うんです。ゲイでも愛情持てば。」