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宮古島への陸上自衛隊の配備を巡り、地下水源への影響を審議する第三者機関に宮古島市が報告書の削除・修正を求めていたことがわかりました。
今回明らかになった学術部会の報告書案。これによると地下水源への影響について学術部会が出した、「恒久的に汚染する恐れがある」建設についても、「認めることができない」といった結論を、審議会への報告前に確認した市側が削除・修正するよう求めています。
これは、下地市長の指示を受けて作成されたもので、これまでに副市長が修正案の作成を認めています。学術部会長で東京農業大学の中西康博教授は、「答申の内容に首長がその修正を求めることは、常識を超えている」などと指摘しています。
これについて下地市長は、「有事のことに言及するなど学術部会の範囲を超えている」と反論しています。
その後、市側が求めた報告書の修正案は、学術部会から拒否され、防衛省側が計画そのものを取り下げたため、審議会への報告は見送られています。