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浦添市のキャンプキンザー・牧港補給地区周辺から「極めて高い」数値の鉛が検出されました。
鉛が検出されたのは、浦添市の小湾川の河口付近で、2016年2月に県が底質を調べたところ1キロ当たり510ミリグラムが検出されました。県は「極めて高い数値」だと指摘しています。
キャンプキンザー周辺の底質調査は、1975年からほぼ毎年行われていますがこれまで最も数値が高かった1979年でも370ミリグラムでした。海や川の底にある鉛について環境基準はありませんが専門家は、一般の土壌の基準と比べてもかなり高いと指摘しています。
環境総合研究所の池田こみちさんは「土壌汚染対策法の基準と比べると、鉛は土壌の場合には150ミリグラムキログラムが基準になっているんですね。それに比べて510はかなり高い。汚染源になるような物があるのか、排水溝がどこからきているのか、原因究明のための調査は県がやるべきです」と話しました。
県では今後、関係機関と調整を進めながら、周辺の底質の追加調査を行うことにしています。