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21日、那覇市首里の丘陵地にのこる、琉球王国時代をしのぶ伊江王子の別邸庭園が国の名勝地に指定されました。

指定を受けたのは那覇市首里石嶺町の通称「御殿山」と呼ばれる丘陵地にある庭園で、琉球王府最高の階級「王子」を名乗る家の中でも特に格式の高い伊江家の別邸の庭です。

庭園は東西およそ150メートル、南北におよそ70メートルという細長い敷地で、複雑な石組に囲まれた池やその池にかかる石橋など、意匠や構造、技術的にも琉球庭園独特の伝統様式が残る優美なつくりが特長です。

このほかにも伊江御殿ゆかりの建造物は、1999年に伊江御殿墓が沖縄の亀甲墓としてはじめて国指定の重要文化財に指定されています。