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Q+リポート 女子高生が社会を変えるq01

Q+リポートです。こちらのフリップご覧ください。およそ1700万t。これは日本で年間捨てられている食品の量を示しています。このうち、本来食べられるにも関わらず、廃棄されている食品廃棄物食品ロスはおよそ500万t〜800万tもあるんです。

謝花アナウンサー「こんなに多く捨てられているんですね。

中川アナウンサー「そうなんです。そこで、立ち上がったのは具志川高校生徒たち。この社会の現状を変えよう!と意気込む彼女たちの活動を取材しました。」

女子高校生たち「規格外の黄金芋を使用したスイーツの販売を行っております。どうぞご覧ください。」

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「女子高校生が社会を変える」。このキャッチフレーズで2008年から行なわれている「ブルーアースプロジェクト」これは全国の女子高校生がエコを提案する活動で、県内では初めて具志川高校ボランティア部が参加しました。

実は、彼女たちの活動は、こんな所から始まりました。

「あーーーーーーあった!」

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彼女たちが、今回エコを提案するにあたって着目したのは、伊計島の特産品「黄金芋」。収穫体験をする中で、毎年、形や色が悪く出荷できない規格外の黄金芋が多く出ていることを知りました。

リーダー當山さん「きょう収穫体験して、こんなにもたくさんの規格外の芋があったりと(気づき)捨てるって考えたらもったいないし、これをまた活用していけたらいいなと思いました。」

捨てられてしまう黄金芋を、何とか活用したい。そこで、彼女たちは、規格外の黄金芋を使いパンやスイーツメニューを作ろうと乗り出します。

具志川高校生徒「おいしいーおいしい!!」

女子高校生が考案したメニュー。店側も、規格外を黄金芋を使った商品の提案で、「エコ」についてより考えるようになったと話します。

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黄金茶屋村田さん「(今まで)捨てていたものを利用していくっていう考えを持っていることがとてもびっくりと、農家として嬉しいなと思って。こうして高校生とお話することによって、これもしかしたらこういうのに使えるんじゃないかなという発想が出てきまして。」

いよいよ彼女たちのアイディアを多くの人に知ってもらう日がやってきました。

生徒「ひとりでも多くの人が、この規格外の商品を知って帰っていただけたら嬉しいなと思っています。皮も丸ごと使ったクッキーになっていて。皮に一番栄養がいってるから、農家の人はこれを捨てるのはもったいないといっていて」

皮を丸ごと使ったクッキーや、黄金芋のペーストを使った大福など11品が完成しました。

具志川生徒「売り物にならない黄金芋をペーストにしてスイーツに使っているというのが、今回の商品です。」

客「すごい!規格外で作ったって思えないね。」「料理作っている中で、けっこう生ごみとか多く出てしまうので、こういうの見ていると使えるものは捨てずに、なるべく使っていけたらなと思います。」「本当だったら捨てられるものをこういった風に無駄になることなくおいしいお菓子になって売ってるということ、素晴らしいと思います」

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「女子高校生が社会を変える。」一人でも多くの県民のエコに対する意識を変えたい、具志川高校生徒たちの活動はこれからも続きます。

リーダー當山さん「規格外の芋を使用しておいしいっていってもらえることがとても嬉しかったし。これで社会を変えられたり皆の意識を変えられるなら、これからもこの活動を続けていきたい。」

収穫体験からエコを形にした高校生のとりくみ、本当に素晴らしいですね。