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在校生「りーきにいにいが15年間過ごした水納島。9年間過ごした水納小中学校には沢山の思い出が詰まっていると思います」
本部町の渡久地港から船でおよそ15分離れた(約7Km)場所にある島、水納島。人口40名あまりの島には、学校がひとつ。13日、その学校でたった一人の卒業式が開かれました。
次々と船を降りてくる人たち。手には花束も。沢山のオードブルも車に積み込まれました。島での卒業式をみんなで祝うためです。
たった一人の卒業生、島袋理輝(りき)くん(中3)。
水納小中学校は、中学生の理輝くん1人と、小学生が2人の、3人だけの学校。13日の卒業式には、島民44人の島に50人を超える人が集まりました。
卒業証書授与「島袋理輝!はい!」
少し緊張していた理輝くんの表情がゆるんだのは島での思い出を振り返る場面。理輝くんによる卒業生答辞。初めは順調に話していました。しかし。
島袋理輝くん「泣かないって決めていたんですけど。やっぱり思い出がこみ上げてきて」
卒業生答辞「僕はこの島で生まれ育ったことを誇りに思っています。皆さんの優しさや、助け合い、協力し合おうとする気持ち、これこそが島の宝だと僕は思います。そしていつかこの島に帰ってきて僕もそんな一人になりたいと思います」
「おめでとう〜」
式が終わると、出席した島の人や先生がつくる花道を笑顔いっぱいで歩いていきました。
父・達成さん「(Q贈る言葉は?)一生懸命ね。一生懸命頑張れってことしかないです。」
島袋理輝くん「高校に上がったら友達を作って友達を一番大事にしていくのが一番の高校生活の目標」