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嘉手納基地周辺を水源にしている浄水場から国際条約で使用が制限されているフッ素化合物が検出されていたことがわかりました。
県企業局によりますと調査は2014年2月から2015年11月にかけて嘉手納基地周辺の河川や井戸、そこを水源とする浄水施設などで実施されました。その結果有害化学物質を規制する国際条約で使用が制限されている有害フッ素化合物ピーホスが北谷浄水場の浄水から15から80ナノグラムパーリットル検出されたほか、比謝川取水ポンプ場や長田川取水ポンプ場などから高濃度の数値が記録されました。
ピーホスは航空機の洗浄剤などに使われているもので、生物実験では反復投与で死亡などが報告されていて国内法でも一部を除き使用が禁止されています。
県企業局では浄水の数値がアメリカやドイツで健康に影響があると定められている基準を下回っていることから水道水に利用しても問題ないとしていますが今後、アメリカ軍に対し事実確認をしたうえで使用中止を求めることにしています。