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辺野古の埋め立て承認取り消しをめぐり、国が翁長知事を訴えた代執行裁判の第2回口頭弁論が、1月8日開かれました。
裁判を早期に終結させたい国側と、具体的な反論に持ち込み主張を展開させたい県側。8日の裁判をまとめました。
裁判の行方は一体どうなるのか。雨の中、裁判所の前には300人以上が詰めかけ、翁長知事も駆けつけました。
翁長知事は「私たちの沖縄県民の民意がしっかりと正しいんだということをこれから訴えていきながらがんばっていきたいというふうに思っております」集会に参加した人は「ぜひ全力で私たちも応援したいなという風な気持ちにまたさらになりましたね」別の参加者は「勝つしかないと思っています。これは私たちの民意でこれが崩されることはありえないと思っています」
そして午後2時から始まった口頭弁論で、国は、証人尋問や反論合戦は不要で、素早く結論を出す必要があると主張し、次の期日で裁判を終わらせるよう求めました。
一方、県は、翁長知事や稲嶺名護市長らの証人尋問や、前知事の埋め立て承認の瑕疵についてなど、必要な審理はきちんと尽くすべきだと訴えました。県側の竹下勇夫弁護士は「私たちは必要ない方を承認申請したことはないですし、必要な方々だと思っていますし」「次回期日で採否することになると思うので、それ以前にどうしても聞いてくださいという意見書を出そうと思います」と話しました。
ところで、8日の裁判は、事前に提出した文書の確認作業が多く、一般傍聴人には分かりづらい内容となりました。傍聴人の一人は「我々は県民として国側がなぜ辺野古に作ろうとしているのか、なぜ危険な普天間の閉鎖から先にやらないのか、ということは聞きたいんですよ」と話していました。
次回弁論は、1月29日に開かれる予定です。