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泡瀬干潟埋め立て訴訟問題で、控訴することに県議会の議決を不要とした仲井真知事に対し、28日、野党が本会議の審議をボイコット、議会は今も空転が続いています。
県議会は28日から11月定例会が開会しましたが、会期を決めただけで休憩に入り、野党が「知事が議会の議決を不要としたことは議会軽視だ」として退席。審議がストップしました。このため高嶺議長が事態収拾に向けて斡旋に乗り出し、与野党の代表と断続的な調整を続けています。
野党の新里米吉議員は「議会の議決を経るというのが民主的であるし民意を反映することになると思う。それをやらないで県執行部だけで判断して（控訴）するというのが正しいあり方なのか」と主張。
一方、与党翁長政俊議員は「定足数が割れてしまい、議会が開けない現状を野党側がつくっている。与党側がつくっている訳じゃない。そういう状況をつくった野党側が収拾案を持ち込むべき」と話していました。
与党は議長の調整案を執行部と調整していますが、与野党とも調整案で合意に達せず、午後６時現在、議会は空転が続いています。