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沖縄戦で家族を失ったり、今も精神的な後遺症などに苦しむ人たちが、政府に謝罪と損害賠償を求めている裁判の最終弁論が開かれました。
この裁判では、沖縄戦で家族を失ったり、過酷な体験が元で今も身体や精神に後遺症を抱える人たち79人が原告となり、政府に謝罪と損害賠償を求めています。
これまで政府側は、当時の国の権力による行為で、損害の責任は問われないなどと主張し、請求棄却を求めています。
30日の最終弁論では、原告代表の神谷洋子さんが、艦砲射撃によって母親と弟を目の前で亡くした体験を陳述。戦争体験がもとで掃除機や飛行機の大きな音がするとパニックになる症状があると診断されたことなども語り、戦争被害者への謝罪と賠償を改めて求めました。判決は2016年3月16日の予定です。