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具志堅用高さんが沖縄初の世界王者となったのは32年前。数々の世界王者を輩出し「ボクシング王国」と呼ばれた沖縄ですが、平仲信明さんを最後に16年間王者不在が続いています。しかし、きのう行なわれたプロボクシングイベントで、この王国復活を予感させる2人の男女が活躍しました。

具志堅用高さん「ここに来てお客さんの顔見たら、昔、沖縄がボクシングの強かった雰囲気が思い出した」

きのう行なわれた、プロボクシング大会「ザ・カンムリワシファイトandムゲン」。県出身の世界チャンピオン具志堅用高さんと平仲信明さんが企画したこの大会には、5000人を超える観客が集まりました。

迫力あるパンチを放つ女性達。女子ボクシングの試合も沖縄で始めて開催されました。

天海ツナミ選手「(女子ボクシングの魅力が)伝わるような試合をしたいです。楽しんでみてもらいたい」

日本女子ボクシング界をリードする県出身の天海ツナミ選手。IFBA世界バンタム級の世界王者です。

天海ツナミ選手「出身地っていうことも、いつもの違う気持ちだったので、ちょっと不安でした」

しかしゴングとともに表情は一変。

第2ラウンド終了間際には対戦相手のオ・スヒョン選手をコーナーによせ、連打を浴びせます。まけじとパンチを出すスヒョン選手にややリズムをくずされますが、小刻みなパンチでボディなどを攻め、ペースを引き戻します。

そして第5ラウンド。

天海選手、次は来年2月にWBA世界スーパーフライ級王座に挑戦します!

天海ツナミ選手「(Q:沖縄の応援は?)すごくうれしかったです。(Q:今後の目標は?)今後は国内で世界戦をして、もっと女子ボクシングをみんなに見てもらいたいです」

男子ボクシングでは、平仲さんを最後に16年間世界王者が誕生していない沖縄。しかし「ボクシング王国」復活を予感させる人物がいます。

平仲信明さん「今回の大会をいい試合で勝って、タイトル防衛したら、来年は世界戦が確実になるんじゃないかと」

白井・具志堅スポーツジムに所属する嘉陽宗嗣選手。日本ライトフライ級チャンピオンとして、4度目の防衛戦を地元沖縄で迎えました。

相手は日本ライトフライ級1位、家住勝彦。選手速攻型のスラッガーです。

家住選手の早いスタートが警戒されましたが、第1ラウンドから嘉陽選手の左ストレートがヒットします。

一方の家住選手は固さが抜けず大振りが目立ち、流れをつかんだ賀陽選手は攻め続けます。

そして第4ラウンド、勝利を決めたのはやはりこの左ストレートでした。

嘉陽選手「来年世界チャンピオンになって親孝行します」

嘉陽選手「世界チャンピオンになったわけじゃないですけど、チャンピオンなって涙を流したいですけど、いままで父ちゃん母ちゃんが勝って喜ぶ姿がやりがいっていうか。追い求めているのは、具志堅会長の相手が効いたとおもったら畳み掛けるようなボクシングが僕の理想です」


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ハンド日本リーグ コラソン、6位のホンダに苦戦

日本ハンドボールリーグホーム3戦目となった琉球コラソンはリーグ6位のホンダと対戦しました。

心配されたのは、前回のホーム戦で右足首を負傷した田場選手の状態。

田場選手「足が折れても指が折れても、何やってのも勝とう!よし行こう!!」

前半は中盤までシーソーゲーム。互いに一歩も譲りません。田場選手も果敢にゴールを狙います

しかし次第に、ペースはホンダに傾きます。

後半に入って、疲れの見え始めるコラソンディフェンスの隙をついてゴールを決めるホンダ。

コラソンも、8番・岡田選手のサイドからのシュートやリーグ最多得点ランキング現在トップ、5番・村山選手のシュートなどで粘りますが、結局31対39でホーム初勝利はなりませんでした。

田場選手「今年は来週の湧永戦で終わりなので、(今日は)どうにか1分1秒でも出たいと思って。早く僕等も勝ちたいです、ホームで」

残念ながら敗れたコラソンですが、この試合で11得点をあげた村山選手がリーグ最多得点ランキング1位にたつという嬉しいニュースも入ってきました。

琉球コラソンは今週6日(土)、日本リーグビック3の一角、湧永製薬と浦添市民体育館で対戦します。