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内閣府の東良信沖縄政策統括官がけさ県庁を訪れ、普天間基地の名護市辺野古への移設などについて稲嶺知事と意見を交わしてしています。

在日アメリカ軍再編の日米の合意を受けて、けさ県庁を訪れた内閣府の東良信沖縄政策統括官は、午前11時過ぎから稲嶺知事と面談。冒頭で東政策統括官は『われわれの考えを理解してもらい、あらためて沖縄の考えを政府に伝えたい』と述べました。

これに対し稲嶺知事は『沖縄の将来の自立に向けてどうするのかが一番大事なのでじっくりと対応してほしい』と慎重な受け答えに徹しています。

カメラでの撮影が許されたのはこの冒頭の挨拶だけで、これ以降の話し合いは非公開となっています。稲嶺知事は先週上京し、額賀長官と辺野古沿岸部に2本の滑走路を作る政府案を基本に今後協議を続けていく姿勢を示しています。

しかし稲嶺知事はきょうの統括官とも面談でも、県が対案としている辺野古陸上部分に暫定的にヘリポートを建設する案は提案しませんでした。