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こんにちは、ザ・スポーツです!柔道の全国大会をめざし、県内の小学生が熱戦を繰り広げました。きのう行われた大会の模様ををお伝えします。

全国小学生学年別柔道大会、県予選。これまでは、全国への派遣がかかる5,6年生のみの大会でしたが低学年の柔道人口が年々増えていることから、今年は、小学1年生から6年生までの男女合わせて400人余りが出場し、賑やかに開幕しました。

試合は、学年・階級別にトーナメント戦で争われました。会場には、多くの応援団が詰め掛けるなか、選手はその声援に応えようと精一杯、立ち向かいます。熱戦が展開されるこの大会、注目されたのが、6年の男子のもっとも重い重量の45キロ超級です。

準々決勝で対戦したのは、去年のチャンピオンで与那原署若駒励心会の小橋川幸一郎くんと、てだこ道場の与那覇竜太くん。与那覇くんは先月行われた試合で小橋川くんを倒しています。雪辱に燃える若駒励心会の監督であり、父の小橋川監督も手に汗握りながら、試合の行方を見守ります。

試合は、積極的に攻めた与那覇くんに軍配があがり、小橋川くんは、惜しくも涙をのみました。この後も与那覇くんは、小橋川くんに続き、若駒励心会の上原くんを破り決勝に進出。そして、その対戦相手には、またもや、若駒励心会の選手、宮国雄太くんが勝ち上がってきました。

与那原署若駒励心会小橋川監督「リベンジしないといかんよ」「(宮国選手は)生まれ持ったもんが違うし・・・ 素質だけじゃなく、それを裏付ける稽古もしてるもんですから」「ぜひ宮国、最後のご褒美は自分で掴んでほしいです、また若駒のみんなの願いでもあるもんですから」

一方、てだこの与那覇くんは柔道を始めてわずか1年半。ダークホース的存在ながら、見事に快進撃を続けてきた与那覇くんに対して監督も驚きの表情を隠せません。

てだこ道場花城監督「大会で初めて準決勝まで残ってるんですよ、でも試合前から今回化けるんじゃないかなという予感はありました」「僕もこういう小学生は始めてで、ほんとに育てがいがあるなとゆくゆくどこまで延びるのかなという楽しみを持ってます」

そして、いよいよ決勝戦!白の帯・宮国雄太くん対赤の帯・与那覇竜太くん。

宮国選手「決勝には、必ず出て与那覇とあたる時はもう絶対倒すってきめてました」

与那覇選手「決勝までは技を使ってないので持ってる技を使って戦っていきたいです」

試合は、両者積極的に攻めまましたが、一本が決まらず、判定へ。結果は、赤が揚がり、てだこ道場の与那覇竜太くんがこの階級を制し、初優勝、全国大会への切符を手にしました。

与那覇選手「自分が強くなってるのが大会とかで分かるのがおもしろいです」「高校や大学にいっても記録を残せる選手になりたいです」

優勝した与那覇くん他、5,6年生の各階級優勝者7人は、8月に富山県で開催される全国大会に出場します。また、6年生は4年後に県内で開かれる高校総体の主力選手としても期待されています。以上、ザ・スポーツでした。